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CLINIC
院長ブログ
2018.7.31
歯並びに対する意識とギャップ

こんにちは。
メープル矯正歯科の山口です。

矯正治療に関する意識の話題としてよく、アメリカ人は歯並びに対する意識が高いが、日本人は歯並びに対する意識が低いと言われています。確かにアメリカでの矯正経験者が多いのは間違いないのですが、日本人は本当に意識が低いのでしょうか?

今回はそういった内容のことに関して、あるアンケートの結果がありましたのでそちらを紹介していきます。

■歯並びに対する理解
・歯並びは笑顔の印象に関係があると思いますか?
YES:85%
NO:15%

・歯並びは口腔内や身体の健康に影響があると思いますか?
YES:73.5%
NO:26.5%

こちらは日本の結果ですが、アメリカや中国などでも同じような結果が出ているようでした。また、健康に影響があるかどうかという内容に関しては、むしろ日本の方が高い数字が出ていたので意識は高いのかと思います。

■矯正治療に対する意識
・矯正治療を受けたことがある
日本:21.3%
アメリカ:50%
中国:23.8%

・矯正治療を受けたいと思っている
日本:54.2%
アメリカ:79.3%
中国:85.3%

・矯正治療について相談したことがある
日本:23.5%
アメリカ:67.5%
中国:74.5%

この様な結果が出ていました。日本人は歯並びや健康に対する意識は高いのですが、治療を受けたり相談に行ったりする機会がとても少ないことが見てもらえるかと思います。アメリカなどでは保険の関係で虫歯治療にかなり高額の費用が掛かることもあるため、予防歯科に対する意識が高いというのもこの矯正治療に対する意識の違いになっているのかもしれません。

私達のところにこられる患者さんも、いろいろな疑問や不安を抱えながら相談に来ていただいています。費用や治療期間に関する問題、痛みに対する不安、矯正装置を装着したときの見た目の懸念などが特に多いように感じます。

こういった問題で、費用に関しては保険がきかない治療のため、虫歯治療などと比べると確かに高くなってしまいます。しかし、痛みの不安や見た目の懸念に関しては思っていたのと違うという方が多くなっているのではないでしょうか。

弱い力を持続的に掛けることが出来るワイヤーやブラケットがありますので、昔と比べるとかなり痛みが出にくい状況になってきていますし、見た目の懸念に関しても、舌側矯正(リンガル、裏側矯正)という歯の裏側にブラケットを取り付ける装置や、透明のマウスピースを装着して治療するものなども出て来ています。舌側矯正などは審美性を特に求める日本で開発したブラケットなども出て来ていますので、世界的に見ても技術が進んだ国になっています。

この様に皆さんそれぞれで悩んでいることなどが違うと思いますので、何でもお気軽に相談してもらえたらと思います。出来る限り悩みを解決できる方法などを探して提案させていただきます。