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CLINIC
院長ブログ
2019.6.27
正面の歯並びチェックポイント

今回は、患者さん自身で出来る簡単な歯並びのチェックポイントについてお話していきたいと思います。あくまでも簡単なチェックポイントなので、少しでも気になることがある時は矯正専門医へのご相談をお勧めします。

分かりやすいチェックポイントとして、歯の数、正中線、叢生(デコボコ)について詳しく説明していきます。

・歯の数について
上下の永久歯の本数は決まっており、お子さんのチェックなどを行う際には永久歯が生え揃ってから見てあげるようにしてください。永久歯の数は、真ん中の歯から左右に7本ずつ(親知らずが生えている場合は8本)生えています。生まれつき欠損で数が少ない場合や、親知らずが片方だけ生えている場合などは歯並びに影響してくる可能性がありますのでご注意ください。

・正中線について
正中線とは、顔や歯列の真ん中を縦に通るまっすぐな直線の事を指しています。噛んでいる時に、上下の一番前の前歯の間が一直線に縦に繋がっているのが正常な状態と言われています。また、その一直線に並んだ縦の線が顔の真ん中に来ているのかということも左右のバランスをチェックする上で大切なことになります。

・叢生について
叢生は、デコボコや乱ぐい歯などと言われることもありますが、とても分かりやすいチェックポイントだと思います。歯が前後に重なっていたり、回転して歯の表面が綺麗に並んでいない時は治療の対象となってきます。八重歯などもこの叢生の一種なので、しっかりとチェックしてみてください。

この様に、パッと見た様子で判断できるチェックポイントもありますので参考にしてみてください。

しかし実際は、歯根や歯槽骨の状態を把握したり、上下の歯の咬み合わせなど、見ただけではわからないことも踏まえて診断を行っています。

歯の位置が問題なのか、顎の関節や歯列の幅に問題があるのかなど、しっかりと原因を確認し、根本的な原因を解決するような治療計画を立てることが、長く綺麗な歯並びを維持するためにはとても大切なことです。セルフチェックだけでは見えない問題が隠れている可能性がありますので、ここに書いていないことでも気になることがある時はご相談されることをお勧めいたします。